織り姫カード

織り姫カードについての紹介

織り姫カードについての読者レビュー

ナニワ金融道 (6)


タイトルナニワ金融道 (6)
著者青木 雄二
出版社講談社
価格777円
発送可能日通常24時間以内に発送
「金融道」屈指の名場面
レビュー日:2003-08-08  評価:★★★★★
「ナニワ金融道」は私が数年前の失業時代に最も愛読していた漫画です。確かに絵はヘタで卑猥な表現が多いのですが、これほど人間の本質をえぐり出した漫画作品は他にはないでしょう。この巻では「肉欲棒太郎」が主役となり、地上げ長者から競馬のノミ屋の集金人に転落した彼が、チケット販売業で再出発してゆく様が描かれています。ノミ屋の集金人から足を洗うために、肉欲がヤクザの親分の家に行ってヤクザたちの靴を舐める場面は、「金融道」の中でも屈指の名場面であり、読むたびに心が熱くなります。失業中の方、人生に行き詰まりを感じている方は、ぜひ気分転換にもお読みください。




融資審査 (新金融実務手引シリーズ)


タイトル融資審査 (新金融実務手引シリーズ)
著者高橋 俊樹
出版社金融財政事情研究会
価格2940円
発送可能日通常24時間以内に発送



日本のプライベート・エクイティ


タイトル日本のプライベート・エクイティ
出版社日本経済新聞社
価格3150円
発送可能日通常2?3日以内に発送
日本のPEの問題点を知るのに最適の書
レビュー日:2005-10-28  評価:★★★★☆
 前著の「プライベート・エクイティ」ではPEとは何か、という視点からPEの特徴の紹介と類型化が行われていたのに対して、こちらは日本でPE投資を行う上での問題点と法律やファイナンス上の手続きに焦点が当たっている。日本のPEの問題点は前著でも言及されていたのでやや内容が被っている面もあるが、問題点を的確に衝いていると思う。 刊行されてからもう4年程たち、状況はかなり変化しているように見える。変化の速い金融の世界では4年あれば、業界の勢力図、常識はがらりと変わる。世界的な金余りにより大手外資が日本にも参入しようとしているし、メガバンクや大手証券はPE投資を行う子会社を当たり前のように抱えている。また、欧米では"convergence with hedgefunds"などと言われヘッジファンドまでがPE投資に乗り出している。 では、状況がかなり変わった現在、この本は無価値かというと全くそんな事はなく、内容は全く色褪せていないように感じられる。それは、この本がPE投資の基礎を説いているからだろう。労働力の流動性の欠如による経営者や幹部の人材不足や、現経営陣の株主資本主義への理解のなさ(こちらはある程度改善の兆しが見えるが)、あるいはPEのノウハウそのものへの認識不足。これらの問題点はほとんど解決されずにそのまま残っているのではないだろうか。金余りに隠されて見えなくなっているだけだろう。5年後、10年後にきちんとパフォーマンスを残して存続しているところがどれだけあるか気になるところである。 最後は、著者の言うように、しっかりした投資哲学を持っている外資や一部の独立系が生き残るのではないだろうか。




「住宅ローン」賢い人はこう借りる!


タイトル「住宅ローン」賢い人はこう借りる!
著者マネーカウンセリングネットWealth
出版社PHP研究所
価格1365円
発送可能日通常24時間以内に発送
借りる前にぜひ読んで欲しい一冊です
レビュー日:2005-11-12  評価:★★★★★
これから借りる人はぜひ読んでください。住宅ローンのことを知らないまま借りようとしていたか、気づかされます。テレビや雑誌では繰上返済がどんなに効果的かを言っていますが、借りている人の状況によって違うということがわかります。この本を読めば、自分に合った住宅ローンがみつかるでしょう。

家とお金と人生の哲学
レビュー日:2005-02-16  評価:★★★★★
若手女性ファイナンシャルプランナー3名による住宅ローンの借り方指南の書だが、とおりいっぺんの知識や技術ではなく、住宅とお金と人生に対して、ある種の諦観があり、世間一般の常識を覆す見識が頼もしい。例えば、・賃貸と持ち家、どちらが得ということはない。住処にかかる費用は一生払い続けるもの。・繰り上げ返済、せっかく長く貸してくれるのに、さっさと返すのは損。・金利は4?5%くらいでも返せる人しか、家を買う資格はない。などなど、目からウロコ、である。よりお得に借りるテクニック、という意味では山本節子の「その住宅ローン、借りると損!返すと損!」の方が税金対策にまで踏み込んでいて詳しいが、お金と人生をより深く考えることができるという観点で本書は素晴らしい。人が人生のうちで家を持つということは、単に大きな買い物をするということだけでなくて、もっと大きな意味=人生をどう生きるのか、につながっているように思う。本書をきっかけにそんなことも考えてみたくなった。

わかりやすい実用本です
レビュー日:2005-01-24  評価:★★★★☆
住宅を借りる前も大事だけれど、買った後の対策も大事。そういう意味ではどちらの場合の方でもこの本を読むと大変役に立ちます。最新の銀行のローンのこともくわしく書いてあるし、どういう住宅ローンの返し方が自分にとって良い方法としてあてはまるのか?を考えやすい内容になっています。おすすめです!

住宅ローンを組む前に読んで欲しい本
レビュー日:2005-01-22  評価:★★★★★
マイホームは人生の三大支出の一つと言われるが、住宅ローンはどれを選べばよいかという疑問を持っている方は多いだろう。最近、身内が一戸建てを購入し、住宅関係会社の方には、「銀行の短期金利固定型で転がしていけばいいんじゃない」と軽く言われたらしい。短期金利固定の期間が終了したら、また別の短期固定に借り換えていけばいいということらしいのだが・・。そんなに都合よく、また銀行の金利キャンペーンはやっているのだろうか。現時点では、日本は低金利だが、ずっと続くのだろうか?そんな疑問を持っている方は、この本を読んで欲しい。変動金利の怖さがよくわかる。超低金利の今だからこそ読んで欲しい本だ。

まさに“価値”ある一冊です。
レビュー日:2005-01-19  評価:★★★★★
大半の方にとってはマイホームの購入が住宅ローンとのなが?いつき合いの始まりとなります。本書ではその住宅ローンといかに上手につき合っていくかをいくか、そのポイントを具体的事例を交えながらわかりやすく説明してくれています。今まさに住宅購入をご検討されている方、また既に住宅ローンを利用されている方にとっても、最も自分に適した住宅ローンを(再)選択し、ローンに振り回されるのではなく、(まさしく本書にもあるように)コントロールしていくことがいかに重要であるかを教えてくれる“価値”ある一冊であると思います。




ハートで感じる長期投資の始め方


タイトルハートで感じる長期投資の始め方
著者平山 賢一
出版社エクスナレッジ
価格1680円
発送可能日通常24時間以内に発送
とっても丁寧
レビュー日:2006-08-17  評価:★★★★★
以前、長野の大学院講義で平山さんの講義をお聴きしたのですが、
大変興味深く、また丁寧に教えてくださいました。この本も説明が
非常にわかりやすく、書物でありながら、
かゆいところに手が届くといった具合で、
スムーズに理解が進みました。
「投資」という世界だけでなく、生き方まで教えていただいている
ような感覚を覚えました。おもしろかったです。


投資する人の背中を押してくれる本
レビュー日:2006-08-01  評価:★★★★★
子供が生まれて、今後の長期的な資産形成に関心があった折に、書店でこの本を見つけました。平易で分かりやすいですが、投資を通じて、社会とつながりを持つなどという視点は、いままで自分になかっただけに、面白かったです。著者は歴史にも造詣が深いようで、金利や物価の歴史などは、興味深かった一方、自分に今まで知識がほとんど無かっただけに、もっと勉強の必要も感じました。筆致はウォームで、口当たり柔らかですが、非常に深い内容と哲学的な省察をも内包した、本格的な運用指南書だと思います。

投資の勉強したい人への良書
レビュー日:2006-07-30  評価:★★★★★
これまで、書店の投資関係の棚を見ると「いい加減な投資入門書」(1年でいくら儲かったとか)と「専門書」(研究論文みたいな)しかなく、本格的に投資のことについて勉強したい人向けの本がなかった。
今回の著者の本はそんな人のための良質な教材になるような「良書」だと思う。
物価(インフレ・デフレ)・金利・景気循環など基本的なことを歴史的(数十年単位)、具体的(事例を通して)に解り易く解説している。読み易い本だが内容はかなり高度なので、ゼミプロクラスの投資家でもジックリと勉強できる良い本になるでしょう

わくわくする投資の本
レビュー日:2006-07-29  評価:★★★★★
いやあ、盛りだくさんの本です。単なる、「ネットトレーディングでの儲け方」等とは一線を画し、投資に慣れていない人から投資を生業としている人までを幅広く対象とする文才が感じられます。
コラムにある、ちょっといい話や「自分の思いを反映させていく投資」は感動や発見も散りばめられています。「好きこそ〜」といいますが筆者は投資が好きで、またそれだけでなく投資に「わくわく」を感じていることが幅広くかつ細かい、「鳥の目 虫の目 魚の目」を持てる理由なのでしょう。
筆者は、インフレの到来を予測されています。ではなぜ中国等新興国でむしろインフレが起こっていないのか、そんな疑問をワインでも飲みつつ考え、話したくさせる本です。




クレジット投資のすべて


タイトルクレジット投資のすべて
著者大橋 英敏
出版社金融財政事情研究会
価格3570円
発送可能日通常24時間以内に発送
久々の良書
レビュー日:2006-07-29  評価:★★★★★
クレジット関連書籍久々の優良書です。
今までにも本書に引けを取らない良書はありましたが、大体それらはリスク管理関連やモデルについての本がが多かったです(私はそういう本も大好きですが…)。
現役・業界第一人者の大橋氏がクレジット投資をいったいどう考えているのか?
ストラテジーの立て方からリスク管理の考え方など非常に参考になりました。
そして各コラムがこれまた面白い!著者特有のハッキリとした書きっぷりが気持ちいい。
とにかくクレジットリスク関連書籍では(私にとって)8年ぶりの目から鱗の良書でした。
新BIS規制の説明も、原文を読むのがおっくうな投資家にとっては嬉しいかぎりです。

機関投資家必読!
レビュー日:2006-07-21  評価:★★★★★
日生の徳島氏の社債の本もよかったですが、より包括的にクレジットを論じた本書は是非、知っておくべき話が満載だと思いました。

クレジット、すなわち社債やCDSといったクレジットリスクを対象とした金融商品を扱った実務書としては最新の情報も含んだ最高の書だと思います。ところどころ、筆者の本音の出ているような書き方のところもあり、非常に面白く読めます。

特に必読はバーゼルIIに関連する部分でしょう。この部分は、金融機関にとってはもちろんのこと、一般投資家にとっても非常にわかりにくい部分ですが、とてもわかりやすく整理されています。




実践 証券化入門 (金融職人技シリーズ)


タイトル実践 証券化入門 (金融職人技シリーズ)
著者江川 由紀雄
出版社シグマベイスキャピタル
価格3150円
発送可能日通常3?5週間以内に発送
証券化入門書の決定版
レビュー日:2005-02-14  評価:★★★★★
平易さと内容の濃さを両立させた良書。本文のボリュームを抑え、リファレンスとしての使用に耐えるべく、用語集、各種指標の解説が付録されている他、考察を加えるべきテーマについては別建でコラムを設けるなど、構成上の工夫も目に付く。私も、類書を読もうとしてつまづいてしまったが、本書は難なく通読することができた。

本当にお薦めです!
レビュー日:2004-08-17  評価:★★★★★
証券化に関する本は多々出てきましたが、さすが実務化出身、日経アナリストランキング1位の著者によるものだけあり、内容が実務的かつ多くの示唆に富み、立体的です。構成も、コンパクトにまとめた本文、詳細な注釈、実務家向けコラム、さらには付録から成っているので、本当の初心者から(本文中心)、バリバリの実務家および研究者まで幅広い層にお勧めできる一冊です。なるほど、ほとんどのレビュアーが5つ星をつけるだけあります。皆様、是非ご一読あれ!!!

本当にお薦めです!
レビュー日:2004-08-17  評価:★★★★★
証券化に関する本は近年多々出てきましたが、さすが実務家出身かつ日経アナリストランキング1位の著者によるものだけあり、内容が実務的かつ多くの示唆に富み、立体的です。構成も、コンパクトにまとめた本文、詳細な注釈、実務家向けコラム、さらには付録から成っているので、本当の初心者から(本文中心)、バリバリの実務家および研究者まで非常に幅広い層にお薦めできる一冊です。是非ご一読あれ!!!

読者と同じ目線に立った読み易い証券化バイブル
レビュー日:2004-08-16  評価:★★★★★
レビューアーはロンドンで長年証券化実務に携わっているが、著者の江川氏は、ユーロ市場においても、わが国の証券化市場を語る第一人者として知られている。数千人に及ぶ証券化関係者が一同に会する大規模なセミナーで、パネリストしての指定席が用意されていることが、同氏の高い評判を裏付ける何よりの証拠だ。さて、本書を読んで驚いたのは、豊富なキャリアを背景に、様々な視点から鋭い切り口で証券化商品の本質に迫っている点だ。入門書としての守備範囲も広く、人気アナリストだけあって何しろ説明がわかり易い。本書は、証券化を知るのに必要かつ充分な一冊だ。証券化関係者のみならず、コーポレートファイナンスに携わる金融関係者の必読書として推奨したい。

証券化の本質を突いた良書
レビュー日:2004-07-21  評価:★★★★★
本書は筆者の長年にわたる知識と経験に裏打ちされた入門書であるが、これから証券化に携わる、あるいは、携わって間もない読者にはもちろんのこと、実務家としての経験が豊富な読者にも参考になる良書だと思う。




証券投資の思想革命―ウォール街を変えたノーベル賞経済学者たち


タイトル証券投資の思想革命―ウォール街を変えたノーベル賞経済学者たち
著者ピーター・L. バーンスタイン
出版社東洋経済新報社
価格2940円
発送可能日通常24時間以内に発送



借金国家から資産を守る方法―資産防衛のプロだけが知っている!


タイトル借金国家から資産を守る方法―資産防衛のプロだけが知っている!
著者前田 和彦
出版社フォレスト出版
価格1575円
発送可能日通常24時間以内に発送
中身なし
レビュー日:2006-12-20  評価:★☆☆☆☆
あまりに一方的な論理展開と、稚拙な文章で読むのに疲れました。
内容も乏しかった。
結論を言うと、
1.日本は破綻する、預金封鎖とデノミが恐怖
2.流動性のある資金に換え、すべてドルで持て
3.プライベートバンクを利用し、資産を保全せよ
と言う三点。
重要な論点になると、「後に述べる」とか「後述する」などと書いて結局お茶を濁して終わり。十数か所あったのではないでしょうか。
後半のポートフォリオに関しても結論だけ書いて理論説明は無し。直感だけでこの人は仕事しているのだろうか?甚だ疑問。
プライベートバンカーならもっと実務的な内容に絞った方が面白かったかもしれません。

おんどりゃあ
レビュー日:2006-11-11  評価:★★★☆☆
04年発行の本なのでなんとも評価が難しいところですが、「結局日本なんてもう潰れるから早く出てしまえ」というのが結論で。日本にいながら借金国家から資産を守る方法があまりよくわからない。買わない方がよい、ものの紹介事例みたいな。相続対策の結論が資産を倍にしろってのが笑えた。ある意味その通り。コロンブスの卵か…。

国家破たんビジネスからの警鐘
レビュー日:2006-01-29  評価:★★☆☆☆
前田氏は日本の都市銀行を経験した後、世界のPB(プライベートバンク)で手腕をふるい、その経験をもとに「前田プライベートバンキング」を立ち上げ、国家破たんの危機から自分の資産を守るビジネスを推進している。その分野の第一人者である。
そういう予備知識をもって読めば「ああ、やっぱりこういう風に書くだろうな」という内容であり、要は「この国は破たんするぞ」「すぐダメになるぞ」というメッセージの連続と、そこから逃れるにはPBシステムしかないという論調である。
中には読むべき部分がないわけではないが、データ解析的というより主観的。日本でPBを定着させようと奮闘する著者の必死さが、逆に冷めた感情を引き起こす本。

視野が狭い
レビュー日:2005-09-03  評価:★☆☆☆☆
投資関係のいろんな本を読みましたが,これほどひどい内容はないとおもいました。まず書いてる内容が非常に抽象的で根拠を全く示していません。それとものの値段がきまる需要と供給の関係,また国家という仕組み,歴史認識,世界認識の知識に乏しい著者と思われました。おそらくこの著者は自分自身で投資を行って成功している可能性は限りなく低いと思われます。買って損したかな?でもこういう本に賛同して行動する人がいるから儲けられる人がいるのも事実でしょう。こういう考え方の人もいるという程度で読んだほうがいいでしょうね。

「借金国家日本が良くわかる!!」
レビュー日:2005-06-28  評価:★★★☆☆
難しそうだなぁ・・・と思って手にとってみたが、簡単に読めてしまうところがフォレスト出版さんのビジネス書らしい。著者自身があとがきで書いているように政府、役所、金融機関等について否定的なことが多く述べられているが、まさにこれが借金国家日本の現状。当然課税強化・徴税強化等政策が採られ預金封鎖とデノミもありうる話だ。そのあたりの件が簡潔に書かれているので初心者にも理解しやすい。金、不動産、投資信託などの投資対象商品については、リスクの説明や日本版REITのカラクリ、日本の投資信託の不幸なスタートについての記述も参考になった。プロローグから第3章まではお薦めだが、後半部分はタイトルにある「資産を守る方法」についての本論のわりにあまりにもあっさりし過ぎ。しかし、プライベートバンカーにお世話になるような富裕層はそうそういないだろうからこんな構成で良いのかも。




マネー敗戦 (文春新書)


タイトルマネー敗戦 (文春新書)
著者吉川 元忠
出版社文藝春秋
価格693円
発送可能日通常3?5週間以内に発送
裏と表
レビュー日:2007-02-10  評価:★★★☆☆
本来、表裏一体とものとして対になるべき円とドル、黒字と赤字、日本とアメリカ、
輸出と輸入といったものが、なぜ気付かぬうちにひずんでいたのかを解明した
本だと思います。

内容は筋道たって説明され大いに説得力もありますが、「強い円」を基盤とした
オールアジアの通貨圏である円圏構築をめざすべきという結論には、少し
違和感をもちました。
(岩井俊二監督のスワロウテイルという映画の退廃的風景ををなぜか思い出しましたが)

バブルの発生と失われた10年については、この本で述べられるアメリカの通商中心
主義から金融へのシフトとか、その当時の日本の金融行政以外にも、政治状況、
国防、マスコミ、外交のあり方など、より多面的に総括されるべきと思います。

それなりに
レビュー日:2004-11-20  評価:★★★☆☆
吉川さんは金融にそれほど詳しくないだろう。細部にところどころ怪しげな記述がある。しかしこの本は大局的によくできていると思う。実物経済から間接的に派生するはずであったシンボル経済、金融経済が実物経済をはるかに越えてとんでもないインパクトを持ち始めた。この金融の分野で大きく出遅れたことが日本にとって痛恨の結果となったことがよく分かる。これは非常に重要なてんで、細部が間違っていてもこの点は大いに光っている。事実、固定為替相場制であったときから、既に為替の先物市場創設に動き出していたアメリカと、円の急騰の下で政府高官が「円高円高って言うが、いつまでたっても1ドル500円にならないのはなぜだ」と時代を把握できてさえいなかった日本との違いが今の現状の理由となっているのだ。この点を鋭く指摘した本書はすばらしい。

今解明される日本マネー敗戦の事実
レビュー日:2003-04-08  評価:★★★★★
日本は再度敗戦を迎えた。現在の日本の荒涼たる姿はマネー敗戦の結果なのだ。そんな現状を明確に説明してくれる必読の一冊。世界最大の債権国でありながら、国内経済は逼塞し、未だ見えない底を目指して落下途中の日本。全てがアメリカのマネー戦略によるものではないが、日本のマネー無策を思い知らされる。アメリカの周到な分析と計画の前に、あまりにもノーテンキだった日本。ただし、筆者の意図は、けっして反アメリカ思想を高揚させることでも、日本の為政者を徒に責め立てることでも無い筈だ。過去の過ちを冷静に分析し、日本の再起を願う気持ちがこの本の底流にある。読者である私も言いたい、「頑張れ日本!」。

少し欲求不満に
レビュー日:2002-08-20  評価:★★★☆☆
 平成不況の表の顔は「バブル崩壊」。しかし、裏の顔は「マネー敗戦」というのがこの本の主張だ。 筆者は、「日本の通貨戦略が無策だったために、米国の為替操作で円マネーが米国の巨額の赤字補填に充てられてしまった」ことを、資金の動きなどデータで論証していく。その論証自体は参考になる。 しかし、「なぜ、米国のマネー戦略に日本が従わざるを得なかったのか」の論証は、この著書では展開されていない。「政治の問題は別のところで」ということなのだろうが、読者は肝心の理由が置き去りにされてしまい、欲求不満に陥りそうだ。 また、結論部分で「日本は円経済圏を作るべきだった」の主張は、逆に政治論に近い。このアンバランスさが著書全体の印象を弱めているのは惜しい。 それの前提はあるものの、新視点での平成不況の解明本として、日本経済を真剣に考える人にとっては、読んでおいて損はない本だと思う。 




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